レポート192号 2021年10月

●巻頭言
具体・半具体・半抽象・抽象

いまだに、コロナ禍の真只中です。一体何時になったら終息するのでしょうか。そして、どのような形で終息するのでしょうか。全く見えてこないです。ワクチンを打てば、もう大丈夫だと思っていたら、重症化しないけれどもブレークスルーして感染することもあるということです。また、ワクチンの効果も、種類によって異なるようですが、せいぜい半年で無くなるようです。これから先、毎半年ごとにコロナワクチンを打ち続けなければならないのでしょうか。
検査で陽性であれば隔離するはずであったのが、いつの間にか自宅療養が圧倒的に多くなり、リスクが高くなっても病院に入れない人が急増しています。自宅療養のまま亡くなる方も出てきました。コロナ感染症のために亡くなられた方は、17000人以上(2021.9.20.)になります。私たちの命を守ってくれない社会になってきたのでしょうか。
ところで、秋です。天高く馬肥ゆる秋です。実りの秋、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋など、様々なことがいわれる季節です。
暑くもなく、寒くもなく、何をするにも好季節です。ここでは学ぶのに良い季節ということで、学ぶということについて考えたいと思います。
まず初めに言葉を学ぶことについて考えます。例えば、実物の“川”を示してもらい、「これは“かわ”です」と教えてもらいます。また、実物を見ないで、“川”という漢字を示してもらい「これは“かわ”と読みます。」と教えてもらうという方法もあります。
実物の普通の“かわ”という具体物で教えてもらうと、“かわ”というものがどういうものかが分かり、非常に理解しやすいです。しかし“かわ”はそういうものであり、増水したものや、渇水期のものは見ていないですから、そんなときの“かわ”は理解できないです。洪水を起こすこともあるのです。“かわ”のそのような姿は理解できていません。また、流れている水は真水なのかどうかや、“かわ”の底はどうなっているかや、どのような動物が棲息しているかや、水草などについても詳しく分かりません。
分水嶺付近のせせらぎに近い川と、河口付近の川とは、大きく異なります。しかしどちらも川(かわ)です。全然異なっていても、見せられたものが川で、それ以外は全く知らないです。それ以外の川を想像することもできません。
具体で教えてもらうと、大変理解しやすいですが、そのときの姿以外があることが全く理解できません。
“川”という漢字を示されて、これは“かわ”と読みますと教えられると、それだけですと、すぐに覚えられます。これは抽象による教えということができます。これだけですと、“川”というものは、一体何なのかを分からなくても、“川”という漢字は覚えられます。“川”以外に“河”という漢字も“かわ”と読みますと教えられても、覚えるだけですと、難なく覚えられます。
抽象で教えてもらうと、そのものは何なのかを理解できなくても、知識として、簡単に覚えることが出来ます。
絵や映像を見て学ぶこともできます。これは仮の具体です。最近の映像化技術は大変進歩し、極めて容易に実用化できます。ですから仮の具体で学ぶと非常に分かりやすいです。しかし具体と同じで、得た知識に発展性は期待できません。
“川”というのは「地表にたまった水が、傾斜した陸地のくぼんだ所を流れるもの(日本国語大辞典)」と説明を文章で受けますと、“川”についてある程度理解できます。通常とは別に多雨期や渇水期の川や洪水時のことなども、文章で読むことで、一層理解が深まります。川の岸辺の事や水中の形状なども文章で読むと理解が深まります。川の水は山から流れてきて真水であり、川の中には魚やタニシなどがいろいろと棲んでいて、水草や藻などもいろいろとあるということを、細かく文章で読むと、より一層理解が深まります。
これは、具体物を見ていないですから、抽象といえます。しかし、意味を分からずに単語だけを覚えるのとは異なります。そのものに対する理解が多少深まります。このように文章を読むことで学ぶことは、半抽象により学ぶということになります。
半抽象で学べば、具体物ほどではないですが、幾分そのものを理解することが出来ます。意味を分からずに単語を覚えるより随分ましだといえます。しかし、文章をしっかりと読まなければならないですから、面倒です。最近は、何事も効率の良さを目指し、学びの面でも効率を目指すことが多いようです。その意味では、この半抽象による学びは、現在は、あまりお勧めされていないようです。
文章をしっかりと読むのは面倒ですが、理解するために努力や工夫をすることが出来ます。川には魚がいますと知った時、魚とは何かを全く知らなかったら、それに対する疑問が湧いてきます。魚という言葉を知っておれば、一体どんな魚がいるのだろうか、疑問が湧いてきます。疑問を疑問のままに置いておかないで、自ら調べていくことが可能です。その過程で、自分の力で考える力が付きますし、創造力も養えます。知識に広がりや深さが出てきます。これが知恵となって自分ものになってきます。
具体や抽象で学ぶときに比べて、半抽象で学ぶと、広がりや深みができます。これにより、生きるのに大切な知恵が身につくのです。生きるのに必要なのは、知識だけではなく、このようにして得られる知恵なのです。
学ぶときだけではなく、自分の考えや思いを人に伝える時、それを文章にすることは非常に良いことです。読む人にしっかりと理解してもらうために、文章に色々と工夫をしなければなりません。最善のものにするため努力をします。また、その時、自分の考えを熟慮して、良いようにまとめたりすることもできます。そのような過程を通して、しっかりと知恵が身につきます。半抽象の良さです。
書かれた文章を読んでもらって学ぶという方法もあります。これは、抽象でもないですし、具体でもないです。読み方が上手かどうかもありますが、読んでもらうと、読み手の考えも同時に伝わります。文章を黙読するより理解が容易であることが多いです。これは半具体というものです。
いきなり半抽象で学ぶより、半具体で学ぶ方が理解しやすいのです。幼児に絵本を読み聞かせるのは、この半具体によるものです。幼児にとって非常に良い方法です。読み手と会話しながら学ぶこともでき、幼児の教育では、まことに意義深いものです。
学びには4つほどの方法がありますが、どれもそれぞれ、得難い特徴があります。どの方法が一番良いとはいえないのです。全てを使って学ぶのが大切なのです。何らかの基準を勝手に設けて、二つ程度の方法に絞って学ぶということは避けるべきです。全てを満遍なく使って学ぶからこそ、豊富な知識と豊かな知恵がしっかりと身につくのです。生き続けるのに忘れてはならない、一番必要なことといえるのではないでしょうか。

理事長 荒木 光(京都教育大学名誉教授)
(2021.10.)

http://plaza.rakuten.co.jp/honkideeco

ハワイからの便り

日本でそろばんをガンバっている皆さんへ

こんにちは。十月は子供達が一年でクリスマスの次に楽しみにしているHalloween・
ハロウィーンがあります。今回はHalloweenをハワイの子供達が、どのように過ごすかお話しします。質問です。Halloweenはいつでしょうか?答えは文章の中にあります。
この日のメインは、「どんなコスチューム(衣装)に身を包んで「trick or treat・トリックオアトリート」に出かけるか、です。お母さん手作りのオリジナルコスチュームを身に纏う子供もたくさん見かけます。自分でコスチュームを作る中高生もいます。子供達は大きなかごやバッグを手に「Trick or treat!」と言って家のドアをノックします。そうすると家の人からキャンディーがもらえるのです。平日がHalloweenの時は、日が暮れて少し暗くなった夕方から夜10時ぐらいまで「Trick or treat!」の声が聞こえます。またHalloweenまでには、大きなカボチャをくりぬき、目・鼻・口の穴をあけた「jack-o-lantern・ジャックオーランタン」というカボチャのちょうちんを作り、その中にろうそくを置き、家の玄関や窓際に飾ります。
実はこの「ハロウィーン」、子どもたちばかりではなく大人も楽しんでいます。大人は子供の頃に楽しんだハロウィーンの続きを楽しんでいるようです。また親になった彼らは、子供達と一緒にコスチュームを着飾り、ハロウィーンの楽しみ方を子どもたちに伝えている、という「文化の継承」をしているようにも見えます。
大嶋先生が初めてハロウィーンを知ったのは、「E・T」という映画でした。E・Tを乗せた主人公の自転車が、夜空に浮かぶ大きな満月の前を横切るシーンがとても印象的でした。(ユニーヴァーサルスタジオ・ロサンゼルスにも、このシーンを撮影した場面があったと思います。)
子供達は今からどんなコスチュームを着てトリックオアトリートに行こうか、と計画を練りながら10月31日をワクワク待っていることでしょう。この日そろばんスクールの生徒には「コスチュームで授業に出てくださいね!」と話しているので、私たち先生も楽しみにしています。ただハワイでは11月30日まで屋内での行事で集まれる人数は10人まで、屋外は25人まで、という規制が続いているので、いつものハロウィーンに戻れる日は来年以降になりそうです。

ARAKI HIROYA SOROBAN SCHOOL
PRINCIPAL 大嶋 秀明

沖縄からの便り

元気ですか?…元気です!!

大変長い間、ご無沙汰致しております。
毎月、IMそろばん便りを拝読させてもらっております。特に、光さんの巻頭言は説
得力があり、根拠があり、親しく、深く感銘致しております。近々「ヒロヤの独り言」
が掲載されていないので気がかりで、体調を崩しているのではとお手紙を差
し上げました。
碩哉さんとは、全珠連京都府支部と沖縄支部との最初の交換会が昭和46年に
始まり、依頼50年目になります。大らかで会場内を盛り上げ役の碩哉さんは、話術
が優れていて常に京都府支部で存在感があり、長いお付き合いでした。京都府支
部とのお陰で、沖縄の珠算界が活性化し、地域に理解が深まり、今では珠算学習
人口が全国一と言われる程に成長致しました。
太平洋戦争が終結した沖縄は、戦争の犠牲が大きく、島々を焦土と化しすべて
を失いました。1952年には、本土から切り離され、学問の道も閉ざされ、立
ち遅れました。
このような時期に沖縄に一番の理解者は、お父さんの勲先生でした。昭和30
年3月には来沖され那覇を中心に中部までの指導者の講習会が一週間も開催され
銀行員や経済界の方々へそろばんの普及向上に務められました。勲先生の御功績
は実に偉大でした。
支部も創立66周年を迎えることが出来ました。沖縄に寄り添い、多くの御助
言を頂きました。個人的にも本部理事の一人として少しは役立たせてもらい、ま
た現在は本部顧問の座にあります。組織での意見具申をする立場になると他の団
体や組織にも私なりの判断で距離をおかなければと考え、お付き合いも遠のいて
いる次第です。
碩哉さんは、宮城珠算学校の創立50周年の記念旅行としてハワイに行った折
には、空港で大きな横幕で歓迎され交換会を催してもらうなど忘れられません。
成長した子供達が正月には家に来てくれますが、ハワイ旅行の話題は楽しく過ご
せた思い出となっています。
お互いに珠算教育の大切さと底辺の拡大、世界への珠算普及などの基本的な方
針には変わりありません。
碩哉さんにくれぐれもお体には気を配られ、御自愛下さること願っている事を
お伝え下さい。先生の益々のご活躍を祈念致します。

令和3年8月23日
宮城清次郎

『2021IMスタイル小学生そろばん大会』

『2021IMスタイル小学生そろばん大会』を終えて

千葉県 菅  幸子

小学生大会オンラインでやるよ、と生徒たちに声をかけ、今年は少ないかな?と思っていましたが、大会出たい!とたくさんの声が上がりました。久しぶりに生徒たちと大会に向けての特訓!をひと月ほどしました。コロナのせいなのか、土日練習にもお休みする人はいません。結果はそれぞれですが、久しぶりにみんなで頑張る経験が出来て良かったと思います。
オンラインの合同練習会を2回行っていたこともあり、進行はスムーズに感じました。オンラインの多少の聞こえにくさはやむを得ず、子どもたちは真剣に勝負して、そして楽しんだ様子でした。3月のグローバルそろばんオリンピックにも意欲が沸いたようで、やはり行事は大切だと思いました。先生方には準備等にお力を頂きありがとうございます。感謝申し上げます。


埼玉県 関根 由季

コロナ禍、昨年は実施がかなわなかった小学生大会、今回はオンラインでの実施となりました。一同に会して大会ではありませんでしたが、zoom画面から各教場の選手の頑張る姿が見れて良かったです。
うちの教室からは2名と少なかったのですが、二人とも大会に向けて練習をよく頑張りました。生徒の頑張りが次につながる事を願っています。
2回の合同練習会も含め、準備等大変お世話になりました。


埼玉県 佐藤 理沙

オンライン上でしたが、久しぶりにI.M.のみなさんにお会いできて嬉しかったです。
生徒たちも、久しぶりないしは、初めての文章題に取り組み、考えることの難しさを改めて実感できたようです。
総合競技は、時間計測のみなので、何のトラブルもなくできました。英語読み上げも、ゆっくり読んでくださったので、聞きやすかったです。番外競技も比較的聞きやすかったです。が、やはり、桁の多い聞き取り算になると「+、-」の言葉がとても聞き取りにくかった気がします。しかし、結果は何れにせよ、このような経験をさせていただけたことは、生徒たちにとっても、私にとっても更なる目標の良いきっかけとなりました。
次の3月の「Global Olympic」では対面でお会いできるような環境になっていると良いですね!


埼玉県 山本亜季子

当日は欠席者もいなく無事に開催されましたこと、嬉しく思います。この度も準備の段階から大変お世話になり、いろいろ勉強もさせていただきありがとうございました。本当にお疲れ様でした。競技内容はIMの特色が盛りだくさんですので、生徒にとっては刺激的で良い経験となりましたこと、また、オンライン開催でしたこと等、とても思い出深い一日となりました。


『2021IMスタイル小学生そろばん大会』結果

総合競技

■銀賞
  • 野村こころ 773点 (5年 ミタマそろばんアカデミー)
  • 輪島 季子 753点 (6年 関根そろばん教室)
■銅賞
  • 小島 大夢 741点 (5年 秀琳館珠算教室)
  • 福島 千洋 673点 (6年 Yメソッド計算スクール)
  • 小久保聖央 668点 (6年 Yメソッド計算スクール)

日本語聞き取り諳算

  • 小島 大夢  (5年 秀琳館珠算教室)
  • 野村こころ  (5年 ミタマそろばんアカデミー)
  • 輪島 季子  (6年 関根そろばん教室)
  • 福島 千洋  (6年 Yメソッド計算スクール)
  • 伊藤 優羽  (2年 秀琳館珠算教室)
  • 岩崎虎太郎  (5年 秀琳館珠算教室)
  • 小石  麗  (6年 Yメソッド計算スクール)

日本語聞き取り算

  • 小久保聖央  (6年 Yメソッド計算スクール)
  • 小島 大夢  (5年 秀琳館珠算教室))
  • 輪島 季子  (6年 関根そろばん教室)
  • 野村こころ  (5年 ミタマそろばんアカデミー)
  • 関根 健太  (6年 秀琳館珠算教室)

I.M.セミナー「第三講座」が開催されました

埼玉県 日比 良子

いつも資料等頂き有難うございます。

■九九の成り立ち

そろばんを使いながら増えていく事を目で見て確認する事は大事な指導だと思いました。
三角の九九、楽しく使ってくれそうです!暗唱してるばかりで、いざ割り算に入る時、理解してない生徒がいます。基本の所を見直そうと思いました。

■5の合成

教本にそって、10になる数からの指導をしてます。入りやすく、子供も直ぐに理解してくれるのですが5の分解になり5.6.7.8.9の足し方は、なかなか、理解出来ない生徒もいます。まずは、5の合成分解を理解してから進めるようにしていこうと思います。ピッタリホテル、とても楽しく覚えて貰えそうです。
今回も講習会で沢山勉強になりました。今後も宜しくお願いします。


香川県 福田ハルミ

「玉で足せない・引けない計算」
関根先生、先日は講義いただきましてありがとうございました。この中で感じることがございましたので、記します。
10の合成・分解か、5の合成・分解が先かを論じるとき、躊躇なく5の合成・分解が先だと感じました。しかし、最近そろばんを習う子どもが低年齢化すると共に、5玉を一つの塊として捉えることが難しいという考えが、その根底にあります。その考えを払拭するのが荒木先生のご指導にありますように、片手で親指と人差し指を同時に動かしながら加減算をしていくという方法をとれば良いのではないかと思います。「5」という考えは片手で表現できる数ですので幼児の子どもたちにも導入しやすいのではないかと思われます。このあたりのことは、まだまだ議論が必要だと感じました。


千葉県 菅  幸子

第3講座を受講しました。
九九は丸暗記するだけではなく、
発見(法則)→ 理解 → 記憶(定着)→ 暗記(知的)→ 直観(知的)を指導する。
セミナーではバラ玉そろばんやコップを使い、受講の先生方も手を動かし頭を使います。九九の指導では俵算へも繋がっていき、新たな発見がありました。その他、5の合成分解では理解しにくい子のための、「ぴったりホテル」や「バラ玉そろばん」などの指導でたくさんのお知恵を頂きました。
その日の授業ですぐにやってみたいと思うことをいつも学ばせて頂いています。今回も本当にありがとうございました。


埼玉県 卜部智代子

I.M.セミナー第3回講座も前回同様に多くの収穫を得られうれしく思っております。
講師の関根先生には、準備段階に於いても沢山の資料を作って頂きありがとうございました。
まず、5と10の分解説明では、コップと近所で拾ってきたどんぐりを使って、わかりやすさを重視して、楽しく覚えさせることを実践してみました。
また、読み上げ算は、助数詞をつけて面倒がらずに読みあげてみると、低学年生は耳障りが良いのだと感じました。
次に、足したら引くことを同時進行に教えると良い事、かけ算わり算もこれ然り。
それから、なかなか出来ない左手の十の位の活用ですが、頑張って続けてみたいと思いました。ありがとうございました。次回もよろしくお願い致します。


事務局だより

【 I.M.セミナー開催 】

■ ~すごいな~・・・I.M.セミナー

【荒木碩哉先生はアメリカに渡り、日本の算盤指導法がいかに教育的指導法(算数教育)に適っているか、そろばんを世界の教育として、世界のさんすう事情を知る荒木碩哉としてはU.S.A.へ渡り、ハワイで指導法を現地の生徒・先生へ伝授し、ロスアンゼルスの教場をも開校し、今は勿論現地住在の先生がご指導なさっております。】
このI.M.そろばんの会員となって “そろばんは教育を目的としたそろばんの指導法”を伝える関根由季先生は、一生懸命な心意気の伝わるお言葉でI.M.そろばん教授法を引き継がれておりました。
その効果的なそろばんの指導法の伝授に出会ったことは誠に珠算人にとって幸いだったとステキなお話を聞かせていただき、その効果からの“生徒指導には、「考えるそろばん」を実行しましょう。細やかに、知能・知恵・知識・を学びし合いましょう!!“大きい桁を弾くだけのそろばんは教育ではありません。学力の向上―に役立つ!!そろばんを身に付ける事が目的です。
いとも簡単に書かせていただきましたが、会員の先生によって「ここが大事」と会員同士で研修を欠かさず実行していただいている様子が、先生方の発表で伝わってきます。
その頑張っておられる様子で、世界的規模のコロナ事情は、I.M.そろばんにとって自分の力で「そろばんを指導していける自信を持つ」という、大きな財産を育みましたと感じました。
☆彡 そろばんを生業とする先生方、会員の先生方に留まらず、ここは、流石!!
荒木 勲先生が育まれたご師弟への教授法・恩恵の数々、共に学びの道を通りませんか!!
会員の先生方には、〝I.M.検定試験を受験励行!!〟お勧め申し上げます。生徒
の考える力をつけるチャンス「計算が出来る・電卓はいらない…という趣旨から
とうとう脱皮できたな…と感じました。これをセミナー感想文とさせて頂きます。

喜多 吉子

■ I.M.そろばんホームページ内でお教室を紹介しませんか
PART2

I.M.そろばんのホームページは、MEO対策を始めました。そのため、パソコンやスマートフォンで検索すると上位に表示されます。これは、幅広く皆様へI.M.そろばんという団体の周知と、I.M.そろばんの活動や、I.M.と共に歩んでいる先生方のお教室を知って頂きたいと考えている為です。そして真の珠算教育者としての質をより一層高め、日本が誇るそろばん文化を次世代へ繋いでいきたいという想いがあります。
ここからは、上記MEO対策の事業部でI.M.そろばんをネット記事としてもらうことになり、その取材がありましたのでご報告させて頂きます。Zoomで1時間、まず聞かれたのはI.M.そろばんのルーツからでこのようにお話ししました。
40年ほど前の、勲先生が全珠連を立ち上げた時代へ遡りました。
勲先生は、子供達にとって必要な先生方の講習会と珠算検定試験には文章問題などの「教育」を取り入れた。その勲先生の意思を受け継ぎ、ヒロヤ先生は日本の勲先生が立ち上げた珠算をハワイ、ロサンゼルスなどアメリカで成功させ、その後日本へ逆輸入をした(約25年前)。そして今日本の珠算に必要なのは、教育、そして研修研究だと、I.M.そろばんを立ち上げた(約20年前)。I.M.そろばんでは、和算と融合させた文章問題や考えるそろばんを指導とし、毎年のグローバルそろばんオリンピックハワイ大会で、国際交流とそろばんの普及活動、国内では小学生大会やアーリーサマーキャンプなど子どもたちとの活動と、先生方とのセミナーや研修会などを年間行事としている。
ここまでで先方はまだ話が聞き足りないと、翌週に事務局まで足を運んでいただきました。「I.M.そろばんの着地点はなんですか?」との質問で、その時は常日頃思っている、「究極は世界平和」ですと言ってしまいましたが(^^;)あとあとにはこう思いました。そろばんを通して、計算力はもちろんそれだけではない、その力を活かして将来その子にあった様々な能力を発揮してもらいたい。今の世の中、AIで出来ること以外の能力が育めるI.M.そろばん、なのではないかと思いました。
たくさんの質問とこのような内容で取材の担当の方にお話ししたところ、そろばんの世界は歴史があって、またI.M.そろばんは奥が深い、信念と希望がある。子どもにはぜひ習わせたい。ただ開業してホームページを持っている人たちと違って、久しぶりにいい記事が書けそうです、と意気込んで帰られました。記事が公開されるのは1カ月ほど先だそうです。
会員の先生方の教室をI.M.そろばんのHPからご紹介致します。下記にご記入頂き、FAX 047-447-3893またはメールim@imsoroban.comへご連絡下さい。

  • 先生のお名前
  • 都道府県名
  • お教室のお名前
  • HPのURL

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