レポート167号 2019年9月

●巻頭言
人間は循環型資源です

今年の梅雨明けは、例年に比べて遅かったです。これも、地球温暖化の表れの一つのようです。
梅雨明け後、日本列島全体が猛暑に襲われました。亜熱帯化を実感しました。このような酷暑でしたが、今日では、エアコンが普及していますから、昔ほど辛くないのかもしれません。酷暑の時でも、涼しく快適に生きることは、人間としての権利になっているようです。
昔はエアコンなどなかったですが、生きておりました。昔に比べて日本列島は、比べものにならないほど暑くなっていますから、エアコンを求めて当然であると思っております。しかし、暑くなった原因が、快適な生活を求めた結果であることには、一切触れようとしていません。誠に身勝手なものです。自分たちが招いた日本列島亜熱帯化の悪い影響は、人間以外の動植物にも、直接に及んでいます。その責任も一切感じていないです。
今の自分さえ良ければよいということなのです。エアコンをどんどん使うことにより、地球温暖化が加速されているという現実にも見向きもしません。恐ろしいことです。そして、快適な生活を維持することは、人間としての当然の権利と信じて疑わないです。
日本国憲法では、“人権”は、生まれながらに持つ権利として保証されていますから、それで良いのでしょう。大日本帝国憲法下では、人権は法律によって簡単に制限されていました。誠に有難い時代になっています。
“権利”と対にしてよく言われる語に“義務”があります。憲法にも日本国民としての義務は明記されています。大日本帝国憲法では“兵役”と“納税”が明記されていました。日本国憲法では“教育”と“勤労”と“納税”の3つの義務が明記されています。
教育の義務と勤労の義務とは、大日本帝国憲法ではなかったものです。最近の情勢では、現行憲法の改正はすぐにはできないようですから、この2つの義務もよほどのことが無い限り、当分は変わらないでしょう。
教育を受ける義務とともに、保護する子女に教育を受けさせなければならない義務も明記されています。(日本国憲法26条)
勤労の義務は日本国憲法27条に記されています。「すべての国民は勤労の義務を負う」ということです。“勤労”とは、“心身を労して勤めにはげむこと(広辞苑)”ということです。“労”とは“ほねおり”のこと(広辞苑)です。
今から40年くらい前に、勤務している研究室で、“勤労体験学習は何のために行うのか”といったテーマの研究会がありました。ほとんどの参加者は、“働く喜びを学ぶためである”という考えに賛同しておりました。しかし、“働く苦しみを学ぶためである”という考えを主張する方が一人おりました。
“何ということを言うのか”と思いました。しかし、その方は、“働くことが苦しいからこそ報酬があるのであり、喜びであれば報酬をもらう意味がない”とも主張されました。そこまで聞いて、その主張に、多少、納得しました。
働くことの喜びは、苦しいことを乗り越えた後からくるものなのです。苦しいことが無いままには、働く喜びはこないのです。苦しいことではあるが、人間として生きていくためにはやらねばならない義務なのです。私たちは、それを忘れがちです。
今日の日本の義務教育は中学校までです。しかし、高等学校に進学する人が圧倒的に多くなっています。とはいっても、中学校までで教育を終えて、就職をする人は皆無ではありません。この時、何故か高等学校へ進学した方が優位なような気持になっている人が、多いのではないでしょうか。
高等学校卒業後の進路についても同様のことがいえるのではないでしょうか。大学などへ進学する方が、良い人生を選択できたと考えている人が多いのではないでしょうか。日本人は必ず働かなくてはならないのです。その働くということを、早くに選択した人が優位ではないのは、何故なのでしょうか。
戦後、今から60年ほど前の中学校の教科に、職業家庭科というのがありました。職業科は男子向きで、家庭科が女子向きでした。職業科では勤労に従事するための色々なことを教えておく、というような内容でした。農業、工業、商業や水産業のことについて学ぶものでした。この職業家庭科は、昭和40年代に入る前に技術家庭科に変わってしまいました。日本の産業の趨勢が、工業中心になっていくのに合わせたのです。工業的内容に農業的色彩が少しある栽培領域を加味したものに変わったのです。
その後、働くことへの認識が大きく変わってきました。とりわけ、汗水流して働くことを嫌う風潮が強くなってきました。“4K”の仕事は嫌だということです。楽することが良いことだという価値観が徹底してきました。効率よく生活することが善であるということです。汗水流して働くことは非効率であるということです。常に科学を駆使して、効率よく生きることを善とするという考え方が、当たり前になってきています。
その結果、高等学校職業科への進学者が激減してきます。子供たちに人気が無いのは時代に合わないからであるから、内容を変えるか廃止することが当然であるということになってきました。廃止されたものも多かったです。内容を働くことに結び付けないで、科学に結び付けることが多くなってきました。
今の大人が、未来の日本を背負ってくれる子どもたちに学んでおいて欲しいというものを推し進めるのではなく、世間の風潮に合わせるのが当たり前になっています。これでは、日本人が生き続けることは、難しいです。
商業科が情報科学科などになったり、農業科が生産環境科学科などになったり、工業科が情報工学科などになったりしました。そして、今日では商業、農業、工業などの高等学校がほとんどなくなりました。
苦しくても働くことが大切であるから、子供たちに“業”と名前がつく高等学校職業科を積極的に目指しなさい、という大人からの指導が、中学校などで行われることはありません。中学校の先生の教員免許に“職業指導”というものがありますが、その免許を持っている人はほとんどいなくなりました。
科学技術を駆使して、効率的な生産を目指すのが当たり前になっています。しかし、エネルギー保存の法則によると、効率が良いという生産は絶対にないのです。使ったエネルギーや資源等の総和とそれにより生み出された成果・結果等の総和は全く同じである、というのがエネルギー保存の法則なのです。
使ったエネルギーを人間のものだけで判断するから、人間にとって効率がよくなるのです。人間のエネルギーを使わなければ、必ず何かほかの資源を使わないと、同じ成果は得られないのです。人間にとって効率が良いということは、地球にとって効率が良いことであるとは、決していえないのです。
今まであまり使ってこなかった資源を使って、人間にとって効率の良い生産をする場合、使った資源から出る廃棄物(エントロピー)は、地球の大循環に乗らないことが殆どです。エントロピーを地球の大循環に乗せることは、たいそう面倒なことだからです。その結果、地球環境問題が起こり、地球温暖化が起こったのです。そして、地球上のあらゆる面に大きな悪影響を及ぼしています。それにもかかわらず、人間は、そのことについての責任を取ろうとはしていないです。
忘れてしまっているようですが、人間も資源です。循環できている食べ物を食している限り、人間は循環できる資源なのです。命が果てれば、子孫を残しておければ良いのです。そのことを忘れて、汗水流して働くことを軽視するから、地球環境問題が起こり、地球温暖化が起こったのです。
憲法でいわれている国民の“勤労の義務”を、重く受け止めなければならないのです。苦しくても人間は働かなくてはならないのです。人間が楽をすれば地球が困るのです。そのことにしっかりと気付くだけの知恵を育てることが、今の教育で大切なのです。

理事長 荒木 光(京都教育大学名誉教授)
http://plaza.rakuten.co.jp/honkideeco
(2019.9.)

●ヒロヤの独り言

大倉先輩安らかに…

2~3カ月前からハワイに在住している先輩、大倉さんの奥さんから電話が入るようになった。(彼女は日系3世)彼女の電話によると、先輩は風邪をひいて寝込んでいるような話しぶりであった。彼女より再三、同じ内容の電話があった。私は虫の知らせか8月23日ホノルル行きの飛行機の切符を無理に購入することになった。25日の日曜日にハワイの同僚である“みどり先生”にお会いした。(彼女はハワイ州の最初の有段者である。)
みどりさんの話に寄ると、彼女は、私の顔を見るなり嗚咽しながら『大倉さんが亡くなりました。』と、私に告げられ、次のように話された。「大倉先輩は体全身に癌が蔓延して亡くなられ、棺は子供用の棺の大きさで、ハイビスカスの花が子供の量ぐらい飾られていた」そうである。その後、私は奥さんから電話をいただいた。要領を得ない日本語で、「主人は入院してその後、全身がんで亡くなられた」と告げられた。
大倉先輩は日系2世で文学部の先輩三回生であったと記憶している。授業中一般教養で宗教の時間、出席簿順が、荒木・大倉の順であった。彼は本派本願寺のホノルル別院の輪番の息子であった。故に宗教についていろいろご指導を承った。彼のお父さんの教育方針で小学校三年生の時、日本の小学校へ転校してきた。給食時に日本の生徒は、脱脂粉乳のミルクを呑んでいた。彼は、北九州にある米軍の基地から毎朝兵隊がジープで運んで来た1.8Lのミルクを中学卒業まで毎朝呑んでいた。
私は特に先生方に申し上げたいことは、彼は日本の大学を卒業すると、アメリカでは誰でもそうであるが、三年間の軍務についた。ベトナムのダナンでベトナムと戦い合って無事、ハワイへ帰国した。その便りをいただき、私は直ちにハワイへ行き、K.K会社アラキヒロヤソロバンスクールハワイ校を立ち上げるために相談に行った。彼は、英語は出来ても経済の英語は全く素人であった。K.K.に必要な英語は全く素人で、私に辞書を見ながら説明してくれた。それによるとアメリカ国籍の成人は7名必要であった。大学で、同期の学生が数名いた。そこで、彼は6名のアメリカ人を紹介してくれた。当日、ホテルのロビーにお集まりいただいて懇談をすると全員が私を知っておられた。みんな龍谷大学の卒業生であり、学生運動をしていた先輩諸氏もおられた。私は、創立趣旨の説明をすると、創立メンバーの何人かは私の実家を知っておられ教場を何度か除いてそろばんに興味を持っておられた。私はその教室の息子であると説明すると、みんな笑って親しみを見せてくれ、その日のうちに役員を引き受けてくれた。おかげで翌日、先輩と一緒にK.K.設立の届を出した。早速、近くの神社で教室を開設した。その後6カ月、新入生は来なかった。手持ちのお金も無くなり、サトウキビ畑へ忍び込み、サトウキビの甘い樹液を吸ったり、パイナップルの柔らかい実を包丁で削り、食べた。最後には、バナナが実っているのを採って食べた。今ではバナナはフィリピン、パイナップルはタイで栽培している。サトウキビは栽培をやめてキューバから輸入しているそうである。ハワイの農民は時給が高く、それぞれの国で栽培をしているのである。半月の後、やっと姉妹の新入生が入会してきた。私が小躍りして教えると、その子供たちは日本のこどもたちより良くできた。聞くところによると、ハワイの駐在員であった。お母さんは、わが子二人が生徒であることを知り、びっくりなさった。後日、お母さんは駐在員の婦人会に話をして下さり、一気に生徒が増えた。最初の姉妹の入会金をもって日本食を扱っている店に行き、米を買って駆け足で下宿に帰り、水を出そうとしたが既に閉栓されていた。公園の水でお米を研ぎ、炊飯器にスイッチを入れてもいつまでたっても炊けない。コンセントを調べても以上はなかった。電力会社によって電気はストップされていた。当時の私は、日の出と共に起きて、日の入りと共に寝ていたのです。公園の枯れ枝でお米を炊き、沸騰すると早速スプーンでご飯を食べた。おかずは大粒の涙であった。真っ暗な下宿で食べたご飯は胃を通過して小腸・大腸を通過するときにゴロゴロと音を立てて通過していった。2~3度トイレを往復すると下痢は止まった。うとうとと寝ていると急に懐中電灯の光を顔に当てられて目が覚めた。大倉先輩であった。先輩は夕食のおかゆと卵焼きと梅干を持って私の顔を見ていた。
聞くところによると、毎日教室を見て、6カ月もたったので見込みがないと思い、日本行の切符を買いに行こうと思っていた矢先、教室をのぞくと、二人の新入生がいることが
わかり、私のための夕食をもって来たのである。

―続編は次号にて―

2019年9月 副理事長 荒木 碩哉

●2019’ハワイツアー

埼玉県 関根 由季

今年は選手12名、(大阪(2教場)と埼玉(3教場))総勢18名でのIMそろばんHawaiiツアーに行ってきました。ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着すると大嶋先生、恭子先生が出迎えてくれてハワイでの旅が始まりました。
一日目は全員が乗れる大型バンにて市内観光、パールハーバー、日立の樹、セントアンドリュース教会、カメハメハ大王像を巡りました。関東組は事前の練習会での顔合わせもあったからか初日から、皆仲良く和気藹々の雰囲気でした。3時にホテルチェックイン後ハワイのAraki Hiroya Sorobann Schoolへ…出向きました。自己紹介などを通して、ハワイの選手の方と親善交歓の楽しいひと時を過ごさせていただきました。大きなピザやバゲットの他、お寿司(お稲荷さん)もおいしかったと好評でした。ホテルに戻ってからは各自お部屋で練習の時間を取りました。
二日目はダイヤモンドヘッドに行くチームとビショップ博物館に行くチームに分かれての行動でしたが、昼過ぎはアラモアナで集合し、ワイキキ散策後、夕方、コンテスト練習を行いました。練習会場は取れなかったものの、大嶋先生がホテルの方にお話しくださりロビーにて練習することができました。ロビーでイーゼルを立てて一斉にそろばんをはじく姿を見たホテルの観光客数名から質問を受けました。いずれの方もそろばんに関心を持たれての質問でした。英語での問いかけに日浦先生が対応してくださり、とても助かりました。英語が話せるようになりたいな~!と思った次第です。日浦先生、ありがとうございました。
三日目、大会当日です。いつもの大きなお部屋はエアコンが使えず、ファンで紙が飛んでしまう事を考慮して、カップごと各部屋に分かれての競技が行われました。ジャネットカップとヒカルカップは一堂に会して行われました。すべての進行が英語で行われましたが、どの子も戸惑うことなく、取り組んでいました。日本では大きな桁から一算落としで行われる、ジャネットカップとヒカルカップ。ハワイでは小さな桁から桁数をあげていくやり方でした。この日に向けて日本でも練習に励んできたその成果を出し切れるかどうか…、我々も緊張しながら観戦しました。結果までの時間には菅かいりさんが、日本の生徒からのお土産を披露しながら、オリジナルビンゴをしてくれて、とてもいい交流の時間となりました。菅かいりさん、アイデアや準備、そして進行お疲れ様でした。ありがとう。卜部先生からも、お土産をたくさんのご用意いただき有難うございました。
各部門優勝の子には日本大会と同様のハワイの大きなトロフィ、2位以下の選手にはメダルの授与がありました。大会後、夕方からはハワイの選手達とのバスケットでの交流がありました。子供たちもすぐに仲良くなり、パプセコやマラサダ(ハワイアンドーナッツ)を一緒に頬張ったり仲良く写真を取ったりしていました。ハワイの子のお母さん方ともお話しすることができて楽しかったです。夜は、チーズケーキファクトリへと繰り出しました。大嶋先生、恭子先生、ルネ先生、荒木先生ともご一緒できて嬉しかったです。お忙しいところお時間を作っていただきありがとうございました。
四日目は、ハワイならではのアクティビティ…天国の海へマリンスポーツをしに行きました。シーウオーカーやジェットスキー・サンドバー・バナナボートなど、きれいな海を満喫してきました。2時からはホノルル市庁舎訪問。一人ひとりプルメリアのレイをかけていただき、市長代理のホーキンスさんに出迎えていただきました。そろばんのデモンストレーションに始まり、ホーキンスさんや、秘書の方からの質問がありました。とても、貴重な経験をさせていただきました。そろばんの歴史についての質問には、佐藤先生が英語で説明しました。(ここでも「あ~!英語が話せたらいいなあ~」と感じた次第です。)
このような形でホーキンスさんとお会いする機会をいただけました事、荒木先生、大嶋先生のハワイでの実績の賜物なのだと改めまして感謝申し上げます。夕方からはサンセットクルーズ。音楽が流れる中、夕日を眺め、フラダンスに食事…を楽しみました。
いよいよ最終日、ホノルル水族館見学後、帰国への支度を終え集合したホテルロビーに、大嶋先生・恭子先生が見送りに来てくださりました。大嶋先生にはハワイ滞在中はもちろんの事、事前準備、諸々の手配等、何から何までお世話になりました。今回18名と大人数でしたのでいろいろ心配もありましたが、その都度、いろいろアドバイスをいただきました事、誠にありがとうございました。ご心配をおかけしたり、至らなかった点もありましたが、心より感謝申し上げます。
荒木先生、ハワイまで来ていただきありがとうございました。とても心強かったです。
生徒を送り出してくれたご家族の皆様、お子さんはハワイでとても貴重な経験をしてきました。楽しかった事も、悔しかった事も、みんないい経験です。ハワイでの話しをいろいろ聞いてあげてください。
今回ご参加の皆さま、病気もけがも事故もなく、皆仲良くハワイで過ごせた事に感謝!感謝!です。また、いつの日か、ハワイ大会に参加できるよう自己研鑽に励みましょう。  (…私も英語、頑張ろう)


大阪府 日浦 香織

 昨年のハリケーンによる中止から1年。やっとハワイ行きが実現しました。青い空、白い雲、夏国のここち良い風すべてが私たちを待っていてくれたように感じました。
初めての海外旅行の子も多く、彼らにはとてもシゲキ的で貴重な体験だったはずです。そのような体験を子供の内にさせてあげられる、この「オリンピックツアー」は本当にステキです。今回、私は息子と一緒に参加させていただきましたが、一人で参加している子供達の保護者さんの事を思うと「可愛い子には一人旅を!」という親心を感じ、一人の子供を持つ親として、もっと成長しないとなぁと感じました。
ハワイの大嶋先生には全ての面でお世話になり、感謝、感謝です。現地の先生方もフレンドリーで、とにかく良い経験が出来ました。ありがとうございます。
また今回は、ハワイ市長との面会は出来ませんでしたが、代理の方との面談が実現し、子供達一人ひとりに賞書とメダルをいただき、私達も記念メダルをいただきました。これは本当にすごい事だと思いますし、大嶋先生がハワイでのそろばん普及に御尽力されてこられたからだと思いました。
最後になりましたが、今回のツアーの全てを取りしきってくださった関根先生、本当にありがとうございました。二年にわたりツアーを企画し、旅行会社やハワイ側との交渉、ツアー参加者への連絡など、その仕事はものすごい量だったはずです。私達ツアー参加者全員が無事成田に着きましたら、関根先生どうぞゆっくりなさって下さい。本当にありがとうございました。Thank you! Mahalo!


埼玉県 卜部智代子

 2019年8月23日~8月28日のグローバルそろばんインスティチュートin U.S.A に参加された皆さん、おめでとうございました。昨年は思わぬハリケーン襲来のアクシデントのせいか、今回のオリンピックツアーは一層充実したものがありました。競技会につきましては、日頃の力を発揮できたものと信じます。
生徒達は初めての海外に、見聞きを十分広めた事でしょう。そして、一生の思い出となるでしょう。先輩達も申しておりました。楽しかったハワイは忘れない!と
ホテルにチェックインしてから親善パーティー・ダイヤモンドヘッド・ワイキキ散歩・
アラモアナショッピング・競技大会・バスケット交流・天国の海・サンセットクルーズ…
どれを取ってもスッバラシイものがありました。
取り分け私の失敗談…26日の競技会が終わってホテルに戻り、団長から生徒の成績表を渡され拝見し、あまりにも高得点にビックリして、バスタブのお湯があふれているのにも気付かず、浜辺の波打ちぎわの様にヒタヒタと部屋に押し寄せる水に、パニクってしまいました。私、一生忘れないでしょう。
まだまだ沢山ありますが大変お世話になりました。


埼玉県 佐藤 理沙

 今回で2回目の参加となりました。
まず、Olympicに関して。大嶋先生や助手の先生方のお陰で最初の交流会では、日本の生徒たちはすぐにHawaiiの生徒さんたちとうちとけることができていました。大会当日も緊張した雰囲気の中で、生徒たちは競技に臨めていたようです。指導者としても「今後の指導の参考になること」「反省すべき点」など、たくさんのことをまなばせていただきました。午後の交流イベントでも、菅選手の準備のおかげで、みんなとても楽しそうに過ごしていました。バスケ終了後も、日本とHawaiiの選手は別れを惜しむべく、いつまでも写真をとり合っている姿は、とても微笑ましかったです。
Study tour 全体に関しても、大嶋先生と関根先生が綿密なスケジュールを組んで下さったおかげで、誰一人としてトラブルに巻き込まれることなく、とても有意義に過ごすことができました。
このOlympic Tour にあたって、大変な御尽力をいただいた大嶋先生、関根先生、荒木先生、そして諸先生方に心から感謝の意を述べたいです!有難うございました。


大阪府 橋詰 元次

 一日目から市内観光、二日目、朝市やダイヤモンドヘッドに登って頂上からワイキキ方面やハナウマ湾が非常にきれいだった。
皆さんと交流出来た事は、孫にとっても私にとっても大変有意義な事だったと思います。大嶋先生御夫婦とも食事がご一緒に出来たのもよかったです。
クルーズ船からダイヤモンドヘッドや夕陽があんなにもきれいな景色に感動しました。
先生方にも色々お世話になりありがとうございました。今後共、又、機会がありましたらよろしくお願いします。下手な文章で申し訳ありません。


東京都 髙野 孝子

 ハワイの名所に案内して頂き、心に残る旅となりました。
研修会の受け入れ、ありがとうございました。そろばんの奥深さを感じました。英語を加えての取りくみがすばらしく、多くの子ども達に普及させ、手指の発達を促すことができたらと思いました。
先生方の健康に気をつけ、発展、飛躍を期待しております。


【日本代表選手の感想文】

大阪府 日浦 龍成(小5)

 僕は、今回のそろばんオリンピックツアーで外国人に英語で話すこと、そして外国でのそろばんは、こんな風にやっているんだなと、学んだ事が沢山ありました。そして、学んだことだけでなく、楽しかった事やうれしかったことも沢山ありました。中でも、一番楽しかった事は、海に行った事です。ハワイの海はとてもきれいで、すき通っていました。海ではアクティビティもしました。アクティビティでは、バナナボードやジェットスキー、サンドウォークなどをしました。僕は、このハワイのそろばんオリンピックツアーは、とても楽しかったし、学びも得たので、また行ってみたいなと思いました。


埼玉県 渡辺 千陽(小6)

 私は、今回のそろばんオリンピックでは良い結果が出せなかったけど、その他にたくさん思い出を作ることができました。例えば、ジェットスキーに乗れたことです。私は、ジェットスキーに乗ったことが無かったのでなかなかできない経験ができて良かったです。
ハワイで友達を作れたり、ハワイの名物マラサダを食べれたり、サンセットクルーズに乗れたことはとても良い経験、思い出になりました。
私は、そろばんオリンピックでは、自分が思っていたより点数が低くて悔しいですが、今年日本で行われる、グローバルそろばんオリンピックでは、自分が目標にしている点数を達成できるようにしたいです。
来年も、できたらそろばんオリンピックツアーに行きたいです。


埼玉県 水村陽菜乃(中1)

 今回のグローバルそろばんオリンピックツアーをおえて、大会までにもっと練習をしておけば良かったと思いました。前日の夜もつかれていて、部屋で練習がまったくできませんでした。来年度はもっと練習をして順位を上げたいです。
ハワイのツアー1日目は、なかなかハードなスケジュールで、日立の木や教会など、観光地をたくさんまわりました。また、ダイヤモンドヘッドや天国の海にも行きツアーとしてもいい思い出ができました。最終日のナイトクルーズでは、フラダンスを踊ったり、夕日をみたり、ローストビーフを食べたりと、とてもいい思い出でした。また、ハワイの市長さんからも賞状をもらえてこうえいです。


埼玉県 矢野 真輝(高1)

 今回の大会は、大きなアクシデントなく無事終了できたのでよかったです。最初は初めての海外というのもあって、友達をつくれるか、しっかり英語でコミュニケーションとれるのかという不安も多かったが、すぐに同じ塾以外の人とも仲良くなれました。また、トラブルなども英語を使ってできました。
僕は今回の大会で、積極的に英語でコミュニケーションをとり、自分の意思を伝えられたときは、とてもうれしかったです。また、質問をしたりトラブルに英語で対処できたことは自信につながり、良い経験になりました。
ハワイの観光は、同じ塾ではない人とも一緒に行動できました。パールハーバーやダイヤモンドヘッド、ワイキキビーチなど、たくさんの有名な観光スポットを訪れることができたのは良い思い出です。僕は特に天国の海でのジェットスキーやワイキキビーチ沿いでのショッピングが楽しかったです。
しかし、大会ではあまりよい結果を残せませんでした。特に力を入れていたヒカルカップでは、予選でミスが重なり、本選に進めず、自分の実力不足を痛感しました。しかし、大会の中で強い選手と仲良くなり、良い刺激を受けることができました。高校生活との両立は簡単なことではありませんが、目標を持って毎日努力していきたいと思います。
最後に先生方や随行員の皆様、お忙しい中、御足労いただきありがとうございました。
Mahalo!!


埼玉県 林  柚希(小6)

 8/23、みんなで空こうまでいきました。飛行機に久しぶりにのりました。景色はとってもきれいでした。パールハーバーはとってもきれいだったし、日立の樹は、とても大きかったし、教会も神ぴ的でした。カメハメハ大王像はりっぱでした。
8/24、ダイヤモンドヘッドに登りました。とてもきつくて大変だったけど、登りきったとき景色がすごくきれいだったので「登りきれてよかったな」と思いました。アラモアナショッピングセンターでは、水とトランプをかいました。楽しかったです。
8/25、大会優勝!Happy^^大会のあとは、バスケやバレーでみんなと遊びました。みんな上手だったし、楽しかったです。
8/26、天国の海にいきました。まず最初は、seawalkerをやりました。最初はしずんだまま帰ってこれないんじゃないかと色々な心配をしましたが、やってみると楽しいもので、魚がたくさんいてすごかったです。次はバナナボートに乗りました。水しぶきがすごくて目がほとんどあけられませんでした。スリル満点でたのしかったです。サンセットクルーズでは、フラダンスをしました。難しかったけど、たのしかったです。
8/27、いよいよハワイとお別れです。水族館に行きました。いろんな魚がいておもしろかったです。ハワイにきてみて、新発見がたくさんありました。
来年もこれたらきたいです。お世話をしてくれた先生方ありがとうございました。


千葉県 山本 悠人(小5)

 ぼくは、ハワイで初めての大会でしたが、そもそも外国に行く事が初めてでした。
最初の日の、日立の木は大きくて、セントアンドリュース教会は、ステンドガラスがきれいで、カメハメハ大王は、カッコよかったです。
2日目は、ダイヤモンドヘッドに登山に行って上からの景色がきれいでした。その後アラモアナショッピングセンターに行きました。アラモアナは2時間ではたりませんでした。
大会は、いつも練習している時よりかは問題数がいったけど、結果は最下位の4位でした。そのあとの、バスケットボールとバレーボールが楽しかったです。チーズケーキファクトリーのパスタがおいしかったです。
次の日は、マリンスポーツを色々やりましたが、その中でも、ジェットスキーが一番楽しかったです。サンセットクルーズは、よったきおくがほとんどだけど、最後は楽しかったです。最後の日、水ぞく館に色々なおもしろい生き物がたくさんいました。そのあとすぐに、帰りたくないけど帰りました。色々とあって楽しかったです。


群馬県 伊豆田玲央(中2)

 1日目を終えて思ったことは、さまざまな歴史ある場所に行くことができて良かったです。また、真珠湾では、白い建物の船がしずんでいるところには行くことができなかったが、手前にある船の中を見て、こうぞうなどを知ることができて良かったです。
2日目、ダイヤモンドヘッドを登って、いがいに急で、登り終えたらつかれました。KCCでは、おいしい食べ物をたくさん食べられて良かったし、楽しかったです。
3日目、そろばんオリンピックでは、自分のいつもどおりにいかなかったが、これをバネにもっとがんばります。また、バスケやバレーをスカイやマックス、ヒナなど、ハワイの友達とも交流をすることができてよかったです。

4日目、天国の海では、jet skiがこんなにも楽しいとは思いませんでした。また、海もきれいで楽しかったで す。市長さんのところでは、天皇くんしんしょうの方に名前を覚えてもらえて良かったと思います。水族館では、急に水そうの中から手が出てきてビックリしました。さかなも色とろどりで、とても楽しかったです。


埼玉県 金成 理子(中1)

 私は、昨年ハリケーンで大会に出れなかったので、今年が初めてのハワイ大会でした。私はハワイでたくさんの思い出を作ることができました。
一つは、半日マリンスポーツで海の中を歩くシーウォーカーです。やる前は、とてもきんちょうしていて、けれどもいざいってみると、魚とたくさん触れ合えるし、日本ではなかなか体験することのないような事もできたので、とても思い出に残りました。
二つ目は、友達とプールに入ったり、海(夜)で遊んだりしたことです。入れた時間は思っていた以上少なかったけれど、たくさん遊べたので思い出になりました。
他にも、サンセットクルーズやダイヤモンドヘッド、アラモアナショッピングセンターなども楽しむことができました。
ハワイ大会では、ミドリカップで4位という結果だったけれど、全力で取り組めたし、ハワイの生徒さん達と戦うことができたので、うれしかったです。
来年もハワイ大会に出れたら良いなと思います。今回たくさんの思い出を作れて楽しかったです。


埼玉県 大島 春佳(高3)

 昨年、そろばんオリンピックツアーに参加するはずだったのにハリケーンの影響で行けなくなってしまったので、今回のツアーが無事に行くことが出来て良かったです。 今大会、全然練習が出来ず、とても残念な結果として終わってしまったけれど、ハワイの生徒との交流は自分にとってとても良い体験となり良かったです。またハワイに来れる時があれば、もっと練習して、大会に挑みたいと思いました。
また、1日目には、真珠湾や日立の樹、2日目は、ダイヤモンドヘッド、アラモアナショッピングセンター、3日目は、大会が行われ大会後には、ハワイの生徒とバスケをし、4日目は、天国の海、ディナークルーズ、最終日には、水族館などのたくさんの場所に行くことができ、自分自身で体感できて、とても楽しいツアーでした。


埼玉県 佐藤 純奈(中2)

 私は、そろばんオリンピックをおえて、とても楽しかったです。
1日目は、真珠湾、カメハメハ大王、ひたちの木、教会に行って、ハワイの歴史についてたくさん学ぶことができました。
2日目は、ダイヤモンドヘッドに登って、KCCに行って、アラモアナショッピングセンターに行ったりして、たくさん歩いたけど楽しかったです。とくに、ダイヤモンドヘッドは、とても良い思い出になったと思います。
3日目は、ソロバンオリンピックでした。大会では、ジャネットカップ・ミドリカップ
で、2つ優勝できてよかったです。ハワイの人とも、バスケやバレーでたくさん遊んで一番の思い出になったと思います。
4日目は、まず、天国の海に行ってたくさん遊びました。「Sea walker」では、海に潜り、底を歩いて目の前を魚がたくさん通ってすごかったです。次に、市長さんの所に行き、きれいでいいにおいの花をもらいました。夜は、サンセットクルーズにのって、おいしいディナーを食べ、一緒にフラダンスを踊ったりして、すっごく楽しかったです。
5日目は、水族館に行って、見たことのない魚をたくさん見ました。午後は飛行機に乗って日本に帰りました。今回のツアーでは、すべて計画通りいけて、いくべき所は、すべて行けたと思います。来年もまた来たいです。


大阪府 橋詰 公人(高3)

 今回、このツアーに参加できて色々な体験をさせてもらいました。今回のツアーの一番の思い出は、人との出会いです。全然顔も知らない人たちと話すことは大変難しいことだと思っていましたが、周囲の人たちから話かけてくれて、とても嬉しかったです。さらに、大会では、初めての参加でありながら、優勝することができ、努力は必ず報われるのだなと感じました。大会でも現地の人と交流ができ、貴重な経験ができました。
アラキ先生とは、バスケの時にツーマントークをさせてもらって、ハワイと日本の違いや、アラキ先生の過去のエピソードなどを話してくださり、親睦を深めることができました。初めて会う私に対して、すごくよくしてくださり、大学受験の応援もしてくださりました。なので、大学が決まり、またハワイに行く機会があれば、報告も兼ねてそろばんをしに行きたいです。
現地の観光では、自分の想像を覆すようなものばかりで感動というものを何度も感じさせられました。中でも印象に残っているのが、自らの足で登頂したダイヤモンドヘッドです。しんどくて、マイナスな発言もありましたが、頂上についてみると、景色の美しさに圧倒されました。疲れも吹っ飛ぶような景色で何より達成感というものを深く感じられました。
今回のこのツアーの体験を自分の将来に役立てるようにしたいです。


千葉県 菅 かいり(大1)

 ハワイ大会に出場するのは、今回で4回目でしたが、知り合いが誰も一緒に行かないのは初めてでした。メンバーは、関わったことのない人たちばかりで、その中でも最高学年だったので責任を感じて不安でいっぱいでしたが、みんなきさくに話してくれて安心しました。ツアー内容は、ほとんどが行ったことのある場所だったのでお陰で要領がわかり、みんなを案内したり、楽しませる側になれたと思います。
1日目のハワイの生徒たちとの合同練習では、私のことを覚えてくれている子がいて、とても嬉しかったです。
2日目のダイヤモンドヘッドとKCCは初めてでした。頂上に近くなるにつれ、かなり
しんどくなりましたが、絶景が見れて、良い写真も撮れたので登って良かったです。アラモアナでは、かなり時間が限られていた中で英語でコミュニケーションをとりながら買い物ができて満足でした。
大会は、普段の練習より題数が入ったのでベストを尽くすことができましたが、結果は2位というのが悔しいところでした。
4日目の天国の海では、シーウォーカーが今までにない体験でとても楽しかったです。
ディナークルーズも、歌って踊ってフラを見て、私の大好きなことが詰まっていました。
ワイキキ周辺をぶらぶら買い物するのも楽しくて、4日目はとても充実したと思います。
最終日は、大嶋先生にハワイのプリスクールに連れて行ってもらいました。ハワイの幼稚園のことを学ぶ機会を下さり、本当にありがとうございました。
先生方には大変お世話になり、メンバーには仲良くしてもらい、意義のある6日間となりました。

●事務局だより

【今後の行事予定】

行事予定のページをご覧ください。
行事予定

I.M.そろばん 事務局
喜多 吉子

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