レポート166号 2019年8月

●巻頭言
大学の女性差別は、なくならない

男女における高等教育への進学状況は、この100年で大きく変わった。戦前には、男子のみの旧制中学校に進学したのは、同世代の50人に1人程度にすぎなかった。女子のみの高等女学校に行けた女性は、同世代の200人に1人ほどだった。
戦後の民主化で、小中学校の男女共学が始まり、女性の大学進学率は年々、上昇した。2016年度の文部科学省による学校基本調査によれば、4年制大学への進学率は男子55・6%、女子48・2%だ。「まだ男女の間で7%の開きがある」と見るか、「30年前には女子の大学進学率は、男子の3分の1だった」と考えるかによって、女性差別に対する見解は分かれる。ただ、振り返れば、女性差別の度合いはかなり薄れてきた、と言ってよいだろう。ただし、全国の大学の医学部入試や東京大学の内部では、なお差別が厳然とまかりとおっていることが、明らかになっている。
医学部入試では18年度(18年4月入学)、全国の私立大で女子と浪人生にはっきりとした差別があることが判明した。文科省が全国81の医科大・医学部の全数調査を実施したところ、女子学生の合格率に対する男子学生の合格率は平均1・2倍と出たという。最高が順天堂大の1・67だった。
女子学生が男子学生より合格しにくいのは、男子受験生の成績の方が良いからなのだろうか。そんなことはない。男子学生を多く取るために意図的に女子の点数を操作していたことを、全国の私大医学部では認めている。合格点を取っているのに意図的に落とされた女子受験生が、大学医学部に損害賠償訴訟を提起しているが、もっともだと思う。大学側が軒並み敗訴に追い込まれるだろう。
医学部入試は、19年度でかなり改善された。しかし、全国の大学の頂点に立つ東京大学では、女性差別が一向に改善されていない。
19年4月に行われた東大の入学式で、来賓として呼ばれた上野千鶴子さん(元東大教授)が、興味深い話を披露している。東大にはたくさんのサークルがあるが、東大の女子学生は入れてもらえない、というサークルがある、というのだ。他大学の女子学生は歓迎するが、女子学生といっても東大生はノー・サンキューというわけだ。
19年3月、東大男女共同参画担当理事・副学長名で、女子学生排除は「東大憲章」が唱える平等の理念に反するとして警告を発した、という。
そもそも東大には、「女子学生が少ない」という大きな問題がある。東大入学者の女性比率は長期にわたって「2割の壁」を越えない。19年度に至っては18・1%と前年度を下回った。浜田純一前総長は「東大の行動シナリオ2015」で、「2020年までに女子学生比率を30%にする」という目標を立てていたのだが・・・。
欧米の名門大学で女子学生比率が20%以下、などということはありえない。完全に50-50ではないにしろ、女子学生比率は悪くても40%はある。米ハーバード大学は男51・女49という比率だ。東大の20%未満という実績は、それだけで「非名門大学」のレッテルを貼られてしまうのだ。
東大当局は、全国の女子高校生に「うちを受験してほしい」と呼びかけている。17年4月からは、女子学生だけを対象に月額3万円の家賃補助を始めた。地方の高校に通う生徒が、東京に出てくるのに二の足を踏むことを防止しようという狙いだ。
16年度入試からは推薦入試制度を始めたが、これには地方の高校から優秀な女性を取りたいという狙いも込められていた。もちろん私立大の医学部入試とはちがって、東大入試で女子の合格点を操作して、女子を差別している、といった事実は認められない。東大当局は、心底女子がもっと入ってきてほしいと念じているのだろう。しかし、事態は逆行している。
先ほどの東大女子学生排除のサークルの例が象徴するように、東大内に「女子差別」の空気がいまだに抜けきらないことが、原因しているのではないか。優秀な女子生徒が、東大受験を敬遠する背景に、こうした空気が蔓延していることを感じ取っているからではないか。「なまじ東大生になってしまうと、東大以外の大学卒の男とは結婚できない」という声も、優秀な女子高校生の間には流布されている。それと、「東大卒の女性で魅力的なタイプは少ない」という声も聞かれる。だから東大受験は避けて、慶応大とか早稲田大に進学したい、と考える女子受験生が多いのだという。
東大の女子比率を向上させるには、どうしたら良いのだろうか。「天下の東大」である。無い知恵は絞れない、と言った言い訳は通用しなくなっているのだ。

副理事長 猪熊 建夫
(2019.8.)

●ヒロヤの独り言

夏祭りのお囃子も聞こえてくる頃となり、I.M.事務所がある船橋市二和中央り通りも多くの出店が出て「おまつり」がありました。
私の幼い頃、京都の伏見稲荷の夜店の記憶を頼りに述べてみると、夕方姉と弟と母親と4人で稲荷神社にお参りをし、帰りに団子を買って(確か博士団子とよばれていた)家に帰ると、上の姉と父親にお土産を持って帰って喜ばれた記憶があります。そこで、二和商店街の夜店と比較をしてみると、第一に京都には神社があったけれども、二和には神社がない。伏見稲荷ではオープニングの際、神社の神主がお祓いをして始まったのに、二和にはそれがない。京都の場合は、神主がお祓いをしてお祭りが始まった。船橋の方は神主がいなくても理路整然と出店が始まっていた。
喜多先生の教室にいる金魚は確か昨年の夏祭りの金魚すくいですくった金魚である。今年もお孫さんが何匹金魚をすくってくるだろう。出店数は、100店舗だそうだ。種類はいかがか存じ上げない。初めて知ったのは、前日に保健所の職員が来て、出店責任者と共にチェックしておられたのを見て、あんなに厳しく検査されるとは知らなかった。京都も同じであろうか…。午後四時ごろに「ごみは捨てないでください所定の袋へ入れてください」と始まり、九時に規則正しく閉店、正に規則正しいお祭りであった。船橋のお祭りは、母親と女の子が浴衣を着てくるのが増えた。気が付くと親子でいるにも関わらず、浴衣が左前であるのにも気づいていないらしい。一人や二人ではないことにも気が付いた。ハワイへ夏祭りの指導に日本から来られた『市田ひろみ先生』は、浴衣を着ている女の子の帯を解いて、にこにこしながら帯を結びなおしておられた。見事なものでした。着せ終わると急いでテレビに出演しておられた。浴衣はどこへ行っても女の子のあこがれの的ではあるが、打ち合わせ左右逆が両国とも当然のごとく気づいておらず、平気であることがほほえましかった。夜店の考え方は、船橋も京都・ハワイも大同小異であった。そのような中、2~3の先生から国是についての質問があった。私の知る限り、昭和27年サンフランシスコ平和条約があった。日本の派遣団長は吉田 茂であった。随行員に、当時の大蔵大臣一万田氏と、池田 隼人氏、その他何人かおられた。国是とは、憲法を作るにおいて基本方針を日本国民はどのようにして国際社会に貢献するかを決めたものである。日本国民は、憲法第九条で戦争をしないということを基本前提に於いている。人間が人間を殺し合いをすることは決してやってはいけないことだという基本理念で憲法を作った。その基本的憲法がアメリカと、イギリスを中心に、日本国憲法が認められてサンフランシスコ平和条約が締結された。親戚に戦死者・戦争の犠牲者は必ずいるであろう。その悲しみは忘れてはならない。世界の中に、日本国憲法の考え方がある限り国是は不滅である。最近の日本は、安倍首相を中心に道理以下の国会で、日本国憲法に違反するような行動を取っていると私は思える。

2019年4月 荒木 碩哉

●事務局だより

年号が令和となり、3カ月を経過しようとしています。5月1日より実際に令和となって、戸惑いが多いかと思いましたが、まずまず意識も追い付いていって、総会資料もなんとか理事の皆さんのご協力のもと、当日寸前ですが追いついたというところでした。会員の先生方にもご協力頂きましてありがとうございました。
既に、総会資料もご覧いただいたことと拝察いたしますが、理事の変更・事務局の交代の提案等がございまして、今後慣れないことでご迷惑をおかけいたします。是非とも会員の皆様のご協力を得ることが必要になりますので、ご遠慮の無きよう、ご意見・ご提案をいただきまして、一つでも前向きな事業へ繋ぐことができます様、ご理解ご協力をお願い致します。
総会を開催するにあたり、「この年度(令和元年度)のI.M.を運営するための収入・支出のバランスをいかにして乗り越えるか・・・という課題と取り組んでおりましたが、未だ課題は残されたままにあります。」と、理事会にて話し合いがなされました。
特徴を整理してみます。

【目 的】

N.P.O.法人I.M.そろばんは、会員皆さんが学び合いの場とする場所を提供し、I.M.そろばんの指導の特徴を生かすと、そろばんもできる学力のある素晴らしい生徒を育てることができます。この会は“そろばんしかできない子ではなく、そろばんもできる子供”を育成することが叶う教育の団体です。
創設者が“やって良かった!”と安堵して応援し、日本のそろばん教育の素晴らしさを世界に広く語り歩いたご苦労を理解したいと思います。
以上の趣旨にて理事会は閉会されました。

以上により、今年度は、会員・理事の皆様と協力し、I.M.そろばんを深く学び
そろばん教育の狙いを実行・充実させましょう!!

『事務局よりお知らせ』

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1番から5番まで 牛、馬、豚…等
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単なる数字のみを計算して答えを求めるだけでなく、間違わずに同じ名詞を拾い、正しく計算し、注意力、集中力を養う伝票算です。

I.M.そろばん 事務局
喜多 吉子

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